S&P500に連動するVOOと米国連続増配のVIG。
実は両者とも似たような動き、伸びをしています。
では、どちらかをコア資産とする場合どちらがいいのか?

どんぐりさんはVIG推しだけど、VOOじゃダメくま?

この記事ではこの様なお悩みを解決します。
- VOOとVIGはどう違う?
- 将来的に儲かるのはどちら?
- 高配当なのはどちら?

ここで少し私の紹介をさせてください。

どんぐり
- 国家資格 1級建築施工管理技士
- マンション大規模修繕工事現場所長
- 経済的自由を目指し、節約・副業・投資を実践
- 副業として当サイト含め2つのブログサイトを運営
- 長期投資志向(つみたてNISA、米国ETF)で資産運用
- twitter フォロワー1500人以上
長期投資安定志向。つみたてNISAで満額までeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を積み立て、さらに追加でeMAXIS Slim S&P500を積み立てるほど安定志向。
きのこの山とたけのこの里は絶対にきのこの山派。たけのことかあり得ない。きのこラブ。
最後まで読めば、どちらに投資すべきか分かります。是非最後まで読んでいってくださいね。
VIGについて詳しく知りたい方は先にこちらの記事へどうぞ
VOOとVIGの比較

まずは両者を比較していきましょう。
項目 | VOO | VIG |
---|---|---|
運営会社 | バンガード | バンガード |
設定年 | 2010年 | 2006年 |
主な 投資対象 | S&P500 | 米国増配株式 |
構成銘柄 | S&P500 508社 時価総額加重平均 | 連続増配10年以上 202社 修正時価総額加重平均 |
経費率 | 0.03% | 0.06% |
配当 利回り | 1.57% | 1.58% |
5年進捗 | 11.9%増 | 11.5%増 |
単価 | 339.18$ | 139.16$ |
ほぼ同等のパフォーマンスですが、経費率でVOOの方に分があります。しかし、経費率の0.03%はどちらにせよ激安であり、大差はないと考えます。
構成銘柄も倍以上VOOの方が多く、リスク分散されています。
VOOは設定年が2010年と比較的若く、リーマンショックを経験していないので不安が残ります。しかし、コロナショックでも株価を戻し実績を得たのでその不安を払拭しました。

パフォーマンスを見ると、少しVOOが勝ってますね。
VOOとVIGの株価の伸び
VOOとVIGはほぼ同じような値動きをしています。
VOOの5年チャート

VIGの5年チャート

同じように伸び、同じように落ちる。
でも少し、VIGの方が谷が浅そうに見えるクマ。

ただし、VIGは大型株が多く伸びる銘柄が少ないので比較的伸びが弱い。
アメリカの株価はGAFAMと呼ばれるハイテク株が先導しており、これがどれだけ採用されているかでも、伸びが変わってきます。
GAFAMとは…
ハイテク銘柄5社をあわせて呼ぶ時の略称。各々の頭文字を取っている。この5社で日本の株式を上回る規模である。Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft の5社
採用されているGAFAMの違いはコチラ
VOO | VIG |
---|---|
グーグル アップル フェイスブック アマゾン マイクロソフト | マイクロソフト |
VOOには全ての「GAFAM」が含まれており、VIGにはマイクロソフトのみ採用されています。
グーグル・フェイスブック・アマゾンは分配金を出していない企業の為、VIGに組み込まれることはありません。
ただし、アップルについては現在8年連続増配中であり、1~3年の内にVIGに編入する事が予想されます。アップルがVIGに組み込まれれば株価には好材料となり、上昇する可能性があります。

GAFAMが全て入っている分、ここでもVOOが有利だね!
しかし、良くも悪くもVOOはハイテク銘柄の割合が多く、セクター分散としては偏っています。セクター分散的にはVIGが非常にバランスが取れていて、高評価です。
VOOとVIGの暴落時のパフォーマンス
リーマンショックを超えていない為、大暴落時のパフォーマンスのみ心配が残るVOOでしたが、今回のコロナショックでもしっかりとした復帰力を見せ、さらに信用を上げました。
VIGにおいても、VOOには及ばないものの同程度の復帰力を見せ、こちらも盤石の安定感を見せています。
差が出たのが暴落時の最大下落率です。
項目 | VOO | VIG |
---|---|---|
コロナ時の下落率 | 約32%マイナス | 約28%マイナス |
さらに、暴落後復帰を始めるのもVIGの方が早く上昇しました。
またリスク分散についてもVOOが508社、VIGが202社とVOOの方が分散が効いているようにみえますが、VIGは優良な実績のある大型株で構成されている為、暴落時の安定感があるようです。

暴落耐性では少しVIGが優勢。早く上昇すれば安心だし、うまくいけば他に資金を回して運用する事もできるね。
VOOとVIGの分配金
項目 | VOO | VIG |
---|---|---|
分配金 | 1.57% | 1.59% |
あれ?VIGって高配当じゃないの?


違うよ!連続「増配」してきている銘柄を集めているだけで、現時点ではそんなに高配当じゃないんだ。
実際、VOOの方が分配金高い場合もあります。
その代わりに、毎年毎年増配されていく事が予想されているので、10年保持すれば配当が倍になっている事も考えられます。

VIGは株価自体もS&P500に近いキャピタルゲインを得つつ、将来高配当も狙う。
VOOとVIGどっちが良いのか

項目 | VOO | VIG |
---|---|---|
株価の上昇 | S&P500の強い伸び | VOOより少し弱い |
暴落時の耐性 | しっかりと戻す | VOOより強く 回復が早い |
GAFAM | グーグル アップル フェイスブック アマゾン マイクロソフト | マイクロソフト もうすぐアップル |
経費率 | 0.03% | 0.06% |
分配金 | 1.57% | 1.59% 将来上がりやすい |
収益タイプ | キャピタルゲイン | キャピタルゲイン +インカムゲイン |
攻守 | 中立 | ディフェンシブ |
この結果を踏まえて、私がVIGを選んだ理由は
- 債権並みのディフェンシブさ
- 高配当好きなので将来の高配当化に賭けたい
- それでいてS&P500なみのキャピタルゲイン
ここに魅力を感じ、コアETFにVIGを採用しています。
しかし、これはあくまで私の話。株取引の責任は自分自身が取ること!
【結論】ぶっちゃけ、VOOで良い

それを踏まえた上で私の結論は!

好きな方買え!
無責任なwww

それだけ、両方良いETFという事です。
一般的には、下記の様な利点から、「VOO」をおススメします!
- 大人気なので取引数量でVIGを追い抜いている
- アメリカの成長を最大限享受できる
- 経費率がVIGの半分
- 配当金貰うと日米で税金取られるから、キャピタルゲインに集中させたい
- 各ネット証券で、手数料無料になっている
VIG好きには続きがあるんじゃ

VIGをコアとするポートフォリオを検討する場合、合わせる事で効果を発揮するETFの記事を書いています。
VIGがいいなと思った方はこちらもあわせてご覧ください。
さらにQQQに合わせて攻撃的ポートフォリオを編成する!

では、またっ!
コメント