VIG好きの方にとっては、VIG1本でも良いのでは?と思われるかもしれません。
しかし、もうすこしリスクを取って早期に資産を拡大したいーそう考えた時に、VIGと相性が良く、なおかつ伸びの良いETFを探す必要があります。
今回はその中でも「QQQ」との相性比較を行っていきます。
途中から何故か日本人メジャーリーガーの話になってきますが、生暖かく見守って頂けたら幸いです。

この記事ではこのようなお悩みを解決していきます!
- VIGと相性のいいETFはない?
- QQQはどんなETF?

ここで少し私の紹介をさせてください。

どんぐり
- 国家資格 1級建築施工管理技士
- マンション大規模修繕工事現場所長
- 経済的自由を目指し、節約・副業・投資を実践
- 副業として当サイト含め2つのブログサイトを運営
- 長期投資志向(つみたてNISA、米国ETF)で資産運用
- twitter フォロワー1500人以上
経済的自由を目指すなかで株式投資をはじめ、今はVIGをメインに米国ETFでポートフォリオを組んでいます。投資信託でeMAXIS Slim 全世界(オールカントリー)、eMAXIS Slim S&P500、楽天VTIにも投資しており、投資資金の多くをアメリカに投資しています。
そんな私が、VIGと相性の良いポートフォリオが組めるETFをご紹介していきますので、最後まで読んでいってくださいね。
【結論】ディフェンシブなVIGに相性がいいのは攻撃型「QQQ」


VIGのベストパートナーはQQQ!
あなたがVIGを購入する、または購入を検討するのは何故ですか?
成長性や連続増配など良い点は沢山ありますが、やはり一番はその「安定性」。
暴落耐性が強く、戻りも速いVIGは長期保有のコアにするのにピッタリです。
ですので、長期保有だけを目的にするならば、VIG一本で全く問題ありません。
しかし、資産形成をする上でまだ資金の少ないうちは、もう少しリスクを取って資産拡大を狙いたい所。
その場合に、まず自己資産の核としてVIGを購入し「守り」を固めます。
そして、攻撃の要のETFを購入して資産を早く増やし、資産形成を加速させたい。
その攻撃の要と成り得るのが今回紹介する「QQQ」。
ではなぜQQQを推すのか。比較対象しながら説明していきます。
VIGとQQQの基本情報比較

まずは、双方のETFの確認をしておきます。
項目 | VIG | QQQ |
---|---|---|
運営会社 | バンガード | インベスコ |
設定年 | 2006年 | 1999年 |
投資対象 | アメリカ 連続増配10年以上 | アメリカ ナスダック100 |
銘柄数 | 202 修正時価総額加重平均 | 100 時価総額加重平均 |
経費率 | 0.06% | 0.20% |
配当利回り | 1.58% | 0.72% |
5年進捗 | 15.2%増/年 | 24.08%増/年 |
単価 | 140.69$ | 310.06$ |
設定年はQQQが古く1999年。VIGも2006年と運用年は長い。
銘柄数の違いが多くVIGは200社程度に分散されているのに対し、GAFAMを中心に100で構成されている。参考にVOOで500社。
QQQは配当金は0.72%と低く、上がる見込みも少ないので、キャピタルゲインによる収益を見込みます。
VIGとQQQの5年チャート比較
まずはVIGの5年チャート

次にQQQの5年チャート

QQQの上昇率がハンパないですね。5年で実に200%近い上昇。
VIGもほぼ倍になっているので、かなり優秀な伸びですが、QQQの前では霞んでしまいますね。
双方とも暴落からの復帰が早いのが特徴。
特にコロナ暴落においては、GAFAMの躍進もありQQQは力強く復帰しました。
VIGとQQQのセクター構成
ここで、VIGとQQQのセクター構成を比較していきます。
順位 | VIG | QQQ |
---|---|---|
1位 | 一般消費財 22.9% | 情報技術 47.2% |
2位 | 資本財 21.1% | 通信サービス 20.5% |
3位 | ヘルスケア 14.6% | 一般消費財 16.4% |
4位 | テクノロジー 12.2% | ヘルスケア 7.7% |
5位 | 生活必需品 10.0% | 生活必需品 5.4% |
QQQは情報技術で半分近く構成されています。その他のセクターはディフェンシブな分野で構成されています。
VIGについてはディフェンシブ。QQQを合わせて持つ事で、VIGの足りない「情報技術」の分野を補てんする事ができます。
VIGとQQQの構成銘柄
昨今のアメリカを大きく引っ張っているのがGAFAMです。
GAFAMとは
ハイテク銘柄5社をあわせて呼ぶ時の略称。各々の頭文字を取っている。この5社で日本の株式を上回る規模である。Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft の5社
このGAFAMがどれだけ入っているかによって株価の伸びが変ると言っても過言ではありません。
VIGとQQQのGAFAM編入状況
銘柄 | VIG | QQQ |
---|---|---|
グーグル | × | ○ |
アップル | △ もうすぐ編入 | ○ |
フェイスブック | × | ○ |
アマゾン | × | ○ |
マイクロソフト | ○ | ○ |
VIGにはマイクロソフトしか編入されていません。
アメリカ全体の成長を取り込みたい場合、他のGAFAMも編入したいところ。
GAFAMの比率が高いQQQとポートフォリオを組む事で、すべてのGAFAMにバランスよく投資する事ができます。

若干、マイクロソフト偏重になるけどね!
その他の主な構成銘柄
構成順位 | VIG | QQQ |
---|---|---|
1位 | ウォルマート 4.5% | アップル 12.9% |
2位 | マイクロソフト 4.3% | マイクロソフト 10.0% |
3位 | P&G 3.8% | アマゾン 9.8% |
4位 | VISA 3.6% | テスラ 4.4% |
5位 | ユナイテッドヘルス 3.6% | フェイスブック 4.1% |
6位 | Johnson & Johnson 3.5% | アルファベットA 3.9% (グーグル) |
7位 | Home Depot 3.4% | アルファベットC 3.8% (グーグル) |
8位 | ディズニー 3.0% | エヌビィディア 2.6% |
9位 | コムキャスト 2.5% | ペイパル 2.0% |
10位 | ペプシ 2.2% | コムキャスト 1.9% |
VIGは10年以上連続増配の銘柄ですので、安定感のある有名銘柄がズラリ。

ディズニーの株主になれるのがちょっと嬉しいですね。
QQQはGAFAMが全て含まれています。なんとGAFAMだけで驚愕の44.5%。

GAFAMを買ってるイメージだね。
GAFAMに加えて今一番伸びているテスラが4位に入ってきています。また、半導体のエヌヴィディアも入っており、今乗っている大型銘柄で構成されています。
VIGとQQQを日本人メジャーリーガーで例えてみる

突然ですが、ここでVIGとQQQを日本人メジャーリーガーに例えて比較してみたいと思います。
VIGを例えるなら…
イチロー
5年連続両リーグ最多安打など、数々の記録を持つ、日本人最高のメジャーリーガー。卓越したバットコントロールで安打を量産するイメージが強いが、走塁・守備においても超一流である。欠点はほぼないが、あえて言えばホームランが少ないところか。
連続記録など数々の記録を持ち、毎年安定した安打数と打率を残すイチローはまさにVIG。
では、QQQを例えるなら…?
松井秀樹
ゴジラ松井。ニューヨークヤンキースで4番も打ったその打棒は特筆もの。特に長打力においては日本人の範疇を超えており、歴代日本人打者の中でも最強の声もある。人柄もよく、ニューヨーカーを虜にした。
恵まれた体格から放たれる放物線はまさに、巨大企業の集まりGAFAM。高々と上がった打球の様に、大きくあがる時もあれば、落ちる事も考えられるので注意が必要。
イチロー9人でチームを作った場合、守りはほぼ完璧。攻めは単打で出塁していき連打で得点していくスタイルのチームが出来上がります。
このチームでももちろん強いんですが、やはりホームランでドカンと走者を返す場面も作りたいところ。
なら、比較的守備の負担が低いポジションに強打者を入れて、さらなる得点力アップを目指す。
じゃあ、ファーストとレフトとサードと指名打者に強打者いれて…。
ポートフォリオの補強イメージ
打順 | 守備 位置 | (100%VIG) TEAMイチロー | (VIG60%+QQQ40%) 攻撃力アップ案 |
1 | 右 | イチロー | イチロー |
2 | 二 | イチロー | イチロー |
3 | 左 | イチロー | 松井秀樹 |
4 | 一 | イチロー | 松井秀樹 |
5 | 指 | イチロー | 松井秀樹 |
6 | 三 | イチロー | 松井秀喜 |
7 | 中 | イチロー | イチロー |
8 | 捕 | イチロー | イチロー |
9 | 遊 | イチロー | イチロー |
─ | 投 | イチロー | イチロー |
オールイチローTEAMも強そうだけどw


松井秀喜を加える事で超強力打線の完成ですね。
これが、今回のVIGとQQQを組み合わせる意図です。
基本は優等生VIGでチームを作って、強打者のQQQを必要分だけ混ぜて守備力を保ちながら攻撃力を上げる。
米国株のポートフォリオにおいても、3割~5割の攻撃的な銘柄を入れる事により、資産形成の早期を目指す事ができます。
QQQのデメリット

①経費率が0.20%と割高。
これについてはそれ以上のキャピタルゲインが期待できる為、無視して良い数字かと思います。
②良くも悪くもGAFAM頼み
GAFAMが上がれば上がり、下がれば下がります。もし、政治的な要因などでGAFAMの先行きが不安になれば、一気に暴落する可能性もあります。VIGの様に所持してほったらかしにはできず、常時GAFAMの動向を注視する必要があります。
③単価が高め
単価が高めで、1株あたり3万円以上するので、ポートフォリオの構成調整などがやりにくい。

GAFAMの動向などをチェックしておく必要がありますね!
- 経費が0.20%とちょっとだけ高め。
- 1株単価が高めで少しずつは買いずらい
- GAFAM頼みなので上がっている間は心強いが、政策変更などで暴落の可能性も含む
VIGの足りないところを補いながら攻めるQQQ

VIGの足りない部分をQQQで補てんして、バランスを取りながら攻撃力を上げます。
項目 | VIG | QQQによる補強 |
---|---|---|
GAFAM | マイクロソフトのみ | グーグル アップル フェイスブック アマゾン |
急成長銘柄 | ─ | テスラ |
セクター構成 | ─ | 情報 通信 |
VIGは暴落でも所持し続ける長期保有銘柄。
QQQについては、動向を注視しながら高値で売る。または損切も必要な中短期保有銘柄。
役割を決めて所持する事で最高のパフォーマンスを発揮する組み合わせです。
- VIGの安定感で土台をしっかり作る
- QQQで株価の伸びを補う
- QQQを入れる事でセクター分散を進める
VIGとQQQの相性についてお話ししてきました。
QQQの追加だけでよいのか

いかがでしたか?
この話には続きがあります。
打線は強化されましたが、もう少し勝負強い3番バッター的なETFが欲しいなというところです。
続きのお話しはコチラからどうぞ➤➤➤【VIGのサテライト】QQQとVGTで攻撃タッグ

では、またっ!
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