2022年の初頭から春にかけて、米国市場は混乱の最中にあります。コロナショックから一時は大きく飛躍した米国も、大きく伸ばした評価をすべて失ってしまうほどの下落に見舞われています。
大きな理由はアメリカのインフレ懸念とロシアのウクライナ侵攻。世界は大きな畝りの中にあります。
そんな混乱の中、米国に投資している人は気がきがないでしょう。これまで積み上げてきた含み益もどんどん減っていっている状況です。
しかし、リスク管理をしっかりと行い、安定的な資産に投資してきた方は比較的安心していられるでしょう。私もその中のひとり。ほとんどの資産を安定的なインデックス銘柄に投資しているので、この程度の下落は長期でみれば一時的な下げと見ていられます。
しかし、私の心もざわつく銘柄をひとつだけ持っています。それが、「楽天レバナス」。
楽天から新しいレバナスが登場するということで、レバレッジ商品に挑戦していました。
その時の記事がこちら。
レバレッジ商品は上がる時は大きく上がるが、下がる時も大きく下がってしまいますので、下落が予想できればすぐ売却するべき商品です。しかし、今回は実験的に持っている側面もありますので、実は現在も所有しています。
もちろん結果は大きな下げ。いったいどうなってしまっているのでしょう。その内容を惜しげもなく公開してしまいますので是非記事を読んでいってくださいね。
楽天レバナスを暴落時も持ち続けたらどうなる?

下落局面でレバレッジ商品を持ち続けるのは危険な行為です。それはそうです。n倍の速度で株価が下がっていくのですから。
では2倍レバレッジの楽天レバナスを持ち続けていたらどうなったのでしょうか。私は2021年11月に30万円分の楽天レバナスを購入しています。

2022年5月15日現在の株価は?

チャートを見れば一目瞭然。真っ逆さまに下落しています。では、株価はいくらになっているのでしょうか。実際は投資信託ですので基準価格ですね。

ちなみに、楽天レバナスが誕生した際の基準価格は10,000円です。大幅に基準価格が下がってしまいました。
投資した楽天レバナスはいくらになってしまったのか
では2022年11月に投資した30万円分の楽天レバナスはいくらになったのでしょうか。ここで見てみましょう。

なんとほぼ半額に!約半年でも大きな下落があるとこうなってしまうのがレバレッジ商品。リスクを理解してとうしする必要がありますね。
レバレッジ商品との付き合い方

レバレッジ商品は非常にリスクの高い商品です。調子の良い相場の時は資産拡大に大きく供与しますが、その分下落相場では大きな板で担ってしまうことも。ここでは正しい付き合い方を覚えておきましょう。
- 2倍の値上がりが狙えるということは、2倍下がる可能性を理解しておく
- 自身のポートフォリオの1〜2割程度までに留める
- レバレッジ商品に投資している間は、投資している分野の市況を随時チェックする
- この先下がると判断した場合は即刻売却する
リスクのある商品に投資していることを理解しておくことが必要不可欠です。また、リスクがある商品ですので、ポートフォリオの中で割合を上げていくことは危険度が増していくことになります。あまり増えすぎないようにしましょう。ましてや、レバレッジ商品に全力投資なんてことは決してしないようにしましょう。暴落が起こると株式市場からの退場だけではすまなくなるかもしれません。
リスクの高い商品に投資している間は、市況の確認を頻繁にする必要があります。それは、少しでも「危ない」と思えば売却できる体制を維持しないといけないからです。その点、インデックス投資はほぼ放置でいいので楽ですね。
楽天レバナスをどうしていこうか

私は楽天レバナスの売り時を逃しています。この際、ブログのネタになるのでよいか〜くらいの勢いで放置しています。
この先、アメリカの調子が良くなる可能性もあります。もうすこしこのまま放置してみようと考えています。もっと大損した場合は、みんなに笑って貰えれば、それはそれで救われるな〜。