つみたてNISAで投資信託の積立を行っているあなたは、きっと長期投資家だと思います。長期投資家は激しい値動きを嫌い、安定して株価や配当金(分配金)が上昇していく銘柄を好みます。
では、その長期投資家が投資信託のつみたての次に行うべき投資は?という所にスポットをあてて解説していきます。
投資信託も始めたし、個別株も始めたいな。どうしたらいいかな?
- つみたてNISAで投資信託の定期積立を行っている安定志向の方
- なるべくリスク分散をしながら、株価の成長も狙いたい方
- アメリカの株式に興味のある方
この記事を書いた人
どんぐり所長
- アイキャッチデザイナー
- ブログ用のアイキャッチ、ヘッダーなどの制作が得意
- CanvaPRO使用
- ブログサイトを4サイト運営
- twitterフォロワー 7,000人以上
- 140名以上在籍のブログデザインコミュニティ運営者
- Nobilista公式アンバサダー
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どんぐり所長
- アイキャッチデザイナー
- ブログ用のアイキャッチ、ヘッダーなどの制作が得意
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- 140名以上在籍のブログデザインコミュニティ運営者
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米国ETFに投資をして運用している私が、米国ETFをおススメする理由をお話しします。最後には私が実際に運用している米国株ポートフォリオもご紹介しますので最後まで読んでいってくださいね。
この記事では難しい株式用語がでてきます!
やさしい用語解説サイトをご用意していますのでこちらもご参照ください。
また、株をどういう順序ですすめていったらよいのか記事にしていますので、こちらもご参照ください。
初心者ならズバリ!米国ETF
ズバリ、米国ETFをおススメします!
えっいきなりそんな難しそうな投資するの?
大丈夫です。個別株をやるよりも、米国ETFの方がよほどやり易いです。投資信託で積み立てを行っている貴方は、基本的に安全志向です。なるべくローリスクな投資先で、長期に渡ってジワジワと上がる投資手法を用いています。
そんな貴方の次の投資先はどこがよいか?
おススメの理由
手数料、運営費 | 日本のETFより手数料、運用費が安い |
米国株 | 米国の指数に連動しているので長期的な安定感がある |
リスク分散 | ETF1株で、指数に連動する株式を分散して購入する形になるので、 少額でリスク分散できる。 |
ネット証券で買える | 楽天証券やSBI証券などのネット証券で簡単に買える時代になりました。 |
購入タイミング | 安い時に買い、高いときに売るように、普通の株式と同等の取引ができる。 |
購入数 | 日本株は100株からだが、米国株は1株から購入可能 |
特にリスクの分散は非常に便利です。
何故、分散する必要があるのか
分散する理由はリスクを低減させる為です。
イメージしやすいお話をしましょう。貴方が1000万円持っているとします。1000万円を一括で1銘柄に投資するパターンと、100社に分散して投資するパターンで比較します。
項目 | 1銘柄 | 100銘柄 |
---|---|---|
1銘柄当たりの単価 (1銘柄上場廃止になった場合の損害額) | 1000万円 | 10万円 |
市場の指数との乖離 | 1社の業績だけに影響される。 | 分散する事で、市況に近い動きをする。 |
1銘柄に集中投資すると、好業績の時はいいですが、低業績になったときにその1社の株価に引っ張られてしまい資産が大幅に目減りします。1銘柄だけだと値動きが大きく早く、対応が難しくなります。
日本の株式で分散するのにかかる費用
仮に日本の個別株500社に分散して投資したいと考えた時、いくらかかるかご存じでしょうか。
日本の株は通常の証券会社なら取引できる1単元は100株です。
1株500円の株式なら、1取引で最低でも50,000円が必要になります。
ここでは、500社の平均が1株500円として計算してみましょう。1銘柄につき100株ずつ買う必要があるので50000円。それが500社なので、ざっと2500万円必要になります。実際は平均株価はもっと高いので、この金額では足りません。
それだけ、分散して投資するという事はお金がかかるという事です。
米国株は1株から購入できるので、15000円くらいからでも分散投資可能です!まさに少額でのリスク分散投資にはもってこいです。
ETFってなんぞな?
ETFとはExchange Traded Fund の略です。
日本語に訳すと「上場投資信託」ですね。
ETFはNYダウ等の指数に連動するように運用されている投資信託の一種です。指数に連動するので、複数の株式の複合体のイメージですが、普通の投資信託と違い株式の様に売買取引をする事ができます。
ETFのメリット
株式同様の売買 | 取引時間内ならリアルタイムに取引ができる。 安い時に買って、高い時に売る取引がやりやすい。 |
リスクの分散 | 1銘柄に投資するわけでなく、指数に連動するものが多い為、 リスクが分散される。(S&P500なら500社に分散) |
少額で分散投資ができる | 500社に分散しようと思うと、個別株を買い集めると 数千万円かかるが、ETFなら少額で分散した物が購入できる。 |
少額から分散投資が始められるので初心者にもおススメ!
投資信託との違い
項目 | 株式 | 投資信託 | ETF |
---|---|---|---|
上場・非上場 | 上場 | 非上場 | 上場 |
取得可能な時間 | 取引時間内 | 前日の基準価格などで取引時間内 | 取引時間内 |
取得価格 | リアルタイムの株価 | 1日1回算出される基準価格 | リアルタイムの市場価格 |
手数料 | なし | ETFより少し高い | 投資信託より安い |
分配金(配当金) | 配当される | 再投資 | 分配される |
株式に近い形で、リスク分散した投資信託が取引できる感じですね。
ETFはどこで買う
ETFが良いのは少し解ったわ。証券会社の窓口で聞いてくるね。
リアルの窓口に行く必要はないですよ!
窓口で投資信託等を買うと、手数料が高い場合が多いです。
楽天証券やSBI証券などのネット証券の口座を解説して購入しましょう。
株をはじめるなら手数料の安いネット証券にするのがコツですよ!
手数料が安くておすすめの証券会社をご紹介します。
株初心者には、松井証券 がおすすめです!
- 1日50万円までの取引なら、取引手数料が無料!
- お得なキャンペーンが豊富!
- サポートが充実
- 便利やアプリやツールが豊富!
- 1日50万円以上取引すると、手数料が割高になる
- 米国株の取り扱いが少な目
取引額を1日50万円までに制限すれば、手数料が超お得!
\株を始めるなら手数料の安い/
投資を始めて将来を明るく♪
とにかく手数料が安いのでおすすめです!
投資信託の記事でも同様の事を書いています!
➤➤➤【株初心者必見!】つみたてNISAで投資信託を始めよう!
日本と米国 ETF買うならどっちを選ぶ
日本の株式を分散して買いたかったから、日本のETFを買おうかな。
実は、日本のETFはあんまり良いのが無いんです…。
手数料の安さや、ETFの取引規模、指数の優秀さ、構成銘柄の評価などを加味すると、
圧倒的に米国のETFがおススメです。
日本のETFは米国のETFと比較する少し微妙。投資信託を運用してもらう代わりに支払う信託報酬も米国ETFの方が安い物が多い。
投資信託の世界は不思議なもので、良い信託報酬ほど信託報酬が安い傾向があります。市場規模も大きく、運営している会社も伝統ある大手である為、安心です。
米国ETF購入の注意点
米国ETFの運用には注意点がありますので確認しておきます。
為替の影響を受ける
米国ETFはアメリカ株ですので、アメリカドルで購入する必要があります。
売買の際は為替の影響があります。
円が高い時に購入し、ドルが高い時に売ると有利になります。ETFを購入する前に、円が高い時にドル転(資金をドルに換えておく)しておけば、比較的お得に取引ができます。
売却の時も円が高い状態なら、ドルのまま持っておいてドル高になってから売ると利益が拡大します。
分配金の税金がダブルで取られる
米国ETFはアメリカの投資信託ですので、分配金に対する税金が、アメリカと日本の両方で徴収されてしまいます。これを「二重課税」と呼びます。
米国で10%の税金が徴収され、日本国内でさらに20.315%が徴収されます。
二重課税を回避するには、確定申告をして「外国税額控除」の適用を受ける必要がある。
人気のあるETF
VTI | バンガード社が運営。 アメリカの全社に連動するETF。 アメリカをまるっと購入するイメージ。 |
VOO | バンガード社が運営。 アメリカの主要500社で構成される指数 S&P500に連動するETF。 |
VYM | バンガード社が運営。 高配当銘柄400社で構成される高配当ETF 高配当ETFの中では配当利回り3~4%と低めだが、 コロナ渦の中でも高配当ETFの中で最も強さを見せた。 |
VIG | バンガード社が運営。 米国で10年以上連続で配当を上げ続けている銘柄を集めた、連続高配当ETF。 |
VT | バンガード社が運営。 全世界47か国の株式市場に連動する全世界ETF。 究極にリスク分散したい方におススメ。 |
VGT | バンガード社が運営。 米国の代表的なIT企業、情報技術セクター株で構成されたインデックス。 コロナ渦の混乱の中でも安定した強さを見せた。 |
LQD | ブラックロック社が運営。 流動性が高い投資適格債券で構成されている、投資適格債券ETF。 株式ETFに比べると価格変動率が小さく、保有期間に関わらず価格が安定している。 |
QQQ | インベスコ社が運営する、ナスダック上場の時価総額が大きな100銘柄で構成される、 ナスダック100に連動するETF。 GAFAM(Google、Amazon、Facebook、apple、Microsoft)の比率が大きい。 長期保有後のキャピタルゲインに期待が持てる。 |
米国には他にも有名な良いETFが沢山あります!
どんぐりの米国株ポートフォリオ
銘柄 | 概要 | 構成比率 |
---|---|---|
VIG | 米国連続増配ETF | 33% |
QQQ | ナスダック100 | 32% |
VGT | 米国情報技術セクターETF | 31% |
SPYD | 米国高配当ETF | 3% |
VTI | 全米ETF | 1% |
投資信託でVOO、VTI、VTと同様の指数に投資してあります!なので、ETFではこの3つへはほぼ投資していません。
以前は高配当重視のポートフォリオでした。
しかし、高配当ETFの価格がコロナ後も戻らない点、あとは分配金が二重課税になる為、株価自体の値上りを期待するキャピタルゲイン狙いに変更しました。
高配当ETFからVIGへ変更した詳しい記事はこちら
➤➤➤コアETFをSPYDからVIGに変更した理由
強いアメリカの大きな波に乗ってグングン値上りしていく事を期待しています。
米国ETFをおススメする理由
- 圧倒的に手数料が安い。100万円運用しても年1000円以下が多い
- 強いアメリカの大きな波に乗れる
- 1株から買えるので調整しやすい
- 指数に連動したETFを買う事で分散投資ができる
- 積立と違いリアルタイム取引で安い時に買い、高い時に売る事ができる
- 初心者におすすめなのに、知らない人が聞くと通っぽく見える
米国ETFやるなら楽天証券がおすすめです。詳しい記事はこちら➤➤➤株初心者におススメ!証券会社1選
ただし、あくまでも投資は自分で決めて、自分が責任を取る。どこまでいっても自己責任です!
余裕をしっかり残した、余剰資金で投資するようにしましょう!
では、また!