証券業界界隈ではバレンタイン・デーは日経平均株価が上昇しやすいという定説があります。
何故その日に株価が上がるのか?私なりの結論をお話していきます。

チョコレートアノマリー…美味しそうクマ。

この記事ではこの様なお悩みを解決していきます。
- チョコレート・アノマリーって何?
- 何故、バレンタイン・デーに株価が上がるの?

ここで少し私の紹介をさせてください。

どんぐり所長
全世界株式、米国株式を中心に安定重視志向で運用する長期投資家。ディフェンス銘柄を固めたうえで、余裕の部分でオフェンス銘柄を運用する、「コア・サテライト戦略」を実施。ブログサイトを4つ運営している、投資&デザインブロガー。130名以上在籍する、ブログコミュニティ運営者。Twitterにて発信をしており、フォロワーは4,700人を超える。
高配当大型株を中心に長期投資を行っています。
国内個別株のほか、つみたてNISAでの全世界およびS&P500への投資信託、米国ETFに投資しています。
株を勉強する中で、アノマリーを知りました。今回は2月14日、「チョコレート・アノマリー」についてお話していきます。
この記事を読めば、どうして2月14日に株価があがりやすいのか、アノマリーとは何なのか分かりますので、最後まで読んでいってくださいね。
株の始め方についてはまとめ記事を書いていますのでご参照ください。
何故2月14日に株価が上がるかは誰にも分からない


実は、明確な理由は分かってないんです。
明確な理由は分かってないものの、こういう理由ではないかな?という候補をあげていきます。
- 義理チョコとしてチョコレート全体が売れて景気がよくなるから
- 高級チョコレートが売れて景気が良くなるから
- 世間が明るい話題で持ちきりとなり、財布の紐が緩むから
- 男性陣がチョコを貰って浮かれたまま株を購入するから
理由はふんわりしていますが、株価があがりやすいのは事実。
まず、チョコレート・アノマリーが何なのかからお話していきます。
チョコレート・アノマリーって何?

株の世界には、「何故だか分からないけど株価決まった動きをする」というものがあります。
それを「アノマリー」と呼んでいます。
アノマリーとは
効率的市場仮説では説明のつかない証券価格の変則性。明確な理論や根拠があるわけではないが当たっているかもしれないとされる相場の経験則や事象である場合が多い。英語表記はAnomaly。
たとえば、「1月効果」、「5月に売り逃げろ」(Sell in May and go away)、「曜日効果」、「モメンタム効果」、「リターン・リバーサル」、「低PER効果」、「小型株効果」などがある。
出典:野村証券 証券用語解説集 アノマリー
そのアノマリーの中でも、2月14日のバレンタインデーに上がりやすい事を「チョコレート・アノマリー」、または「バレンタイン・アノマリー」と呼んでいます。
実際の所、日本でもアメリカでも約7割の確率で株価が上がっています。
バレンタイン・デー前に株を購入する事で、アノマリーでの上昇を期待する事ができます。
ただし、昨今はこのチョコレート・アノマリーの効果が薄れていると言われており、上昇幅が少なかったり、上がらなかったりという年もでてきています。

あまり特別視されなくなってきていますね。
バレンタインに株価が上がる理由を探る

上がる理由とされている項目について、検証していきます。
- 義理チョコとしてチョコレート全体が売れて、景気がよくなるから
- 高級チョコレートが売れて、景気が良くなるから
- 世間が明るい話題で持ちきりとなり、財布の紐が緩むから
- 男性陣がチョコを貰って、浮かれたまま株を購入するから
義理チョコが売れるから?

バレンタイン・デーが土日になると株価が上がっていないという事実があります。それは、土日が故に会社や学校が休みであり、関係者と会いにくい事で義理チョコが売れない。
もちろん、当日は株式市場が閉まっており、株価の下がりようがない。上がる事もありませんが。
前後の金曜・月曜も株価の上がりはそれほどでもなく、やはり影響はありそうです。

義理でも、友チョコでも、貰えたら嬉しいです!
高級チョコが売れるから?

昨今、高級チョコレートは好調です。
渡す為に購入するのは勿論、「自分へのご褒美」と称して女性自身が購入する事も少なくない。
沢山の消費が産まれる事で、世間のお金の流れが活性化し、株価上昇に繋がるのかもしれないですね。

昨今、高級チョコの売れ行きは年々伸びていますね。
渡す方も受け取る方も気分が良いから?

実際にチョコレートの売り上げよりも、こちらの方が影響が大きいかもしれません。
世間が明るい話題になっている場合、財布の紐は緩みがちになるものです。
前向きな気持ちになっている時に、将来の為に株を購入する。そういう事もあるかもしれません。

こういうイベントの際は、市況も気分よく売買しているかもしれませんね。
チョコレートを貰った男性が浮かれてるから?


これはない!
何故なら私がチョコレートを貰ってないから!
チョコレート貰った人「やったー、あの娘からチョコレート貰ったぞ!株買おう!」
こうなります?
実際、チョコレート貰えずに悶々とした状態で暗くなっている男性の方が多い…はず(願望)
やはり世の中を明るくする為には、もっとチョコレートを沢山配ってほしいですよね。
何が言いたいかというと。

お願いします、チョコレートを下さい…。
という事で心優しき方、どんぐりにチョコレートをあげてください。
ホワイトデーはどうなのか

では、バレンタインデーのお返しの日、ホワイトデーはどうでしょうか。
実は、ホワイトデーは逆に、「株価が下がる」場合が多いという結果になっています。
男性の、「お返ししなきゃ…。」という悲哀が株価に反映しているのでしょうか?

バレンタインは上がる、ホワイトデーは下がる!
こう覚えておくとよいかもしれませんね。
アノマリーは迷信だけど実際に起こりやすい


- バレンタインデーは実際に株価が上がりやすい。
- ホワイトデーは株価が下がりやすい。
- ぶっちゃけ上がる理由は分からない。
- どんぐりにもチョコレートをあげてください。
何故株価が上がるかは定かではないですが、上がる確率は高いようです。
これに賭けて売買してみるのも手かもしれませんね。
株の始め方の記事を書いていますので、これから始める方はぜひご参照ください。

では、またっ!
