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1,000円弱の意味を2割の人は誤認する【アンケート】

あなたは〇〇弱、〇〇強という表記を使ったことがありますか?ほとんどの方が使ったことがあると思います。では、この〇〇弱、〇〇強というとどういう範囲の事を示すか説明できますか?

今回はこの「〇〇弱」「〇〇強」という表記について、私のXアカウントでアンケートを実施しました。その結果を踏まえたある結論に至りましたので是非最後まで読んでいってくださいね。

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一般の方が誤認する表現を使わない

今回のアンケートの結論は「一般の方が誤認する表現を使わない」という事。なぜそのような結論に至ったのか。以下でご説明していきます。

[1,000円弱とは?」アンケート実施

今回、アンケートを取るにあたって、その概要をご説明いたします。

アンケート概要

アンケート主題:1,000円弱とは?
 回答1:1,000円よりちょっと多い
 回答2:1,000円よりちょっと少ない

アンケート実施アカウント:@donguriweb
 フォロワー人数(2023年9月4日現在):7,089人
 属性:ブロガー多数

アンケート実施期間:2023年9月3日 19:47~9月4日 10:00

1,000円弱とは1,000円よりちょっと少ない金額のこと

今回のアンケートの主題である、「1,000円弱とは」の答えは、「1,000円よりちょっと少ない」です。

このアンケートを何故取ろうと決断したかというと、Xの他の界隈にて多くの方が「1,000円よりちょっと多い」を回答すると見かけたことによります。一般人では多いものの、文を扱うブロガーやライターならば、もっと誤答が減るのではないか?と想定しアンケートを実施しました。

アンケートの結果 2割がちょっと多いと答えた

私の想定では、ブロガー界隈でのアンケートなので、1割程度の誤答を想定していました。以下がアンケート結果です。

なんと、23%もの方が1,000円より多いと回答しました。ブロガーでこの数値ですから、一般人では3割を超えてくる可能性もあります。

1,000円弱のイメージ

では、実際に1,000円より多いと回答された方は、どの程度の金額をイメージしていたのでしょうか。実際にご意見をいただきましたので、分かりやすくするために「1,000円強」を含めてまとめました。

回答(正解)
1,000円よりちょっと少ない
(誤答)
1,000円よりちょっと多い
1,000円弱のイメージ900円くらい1,100円くらい
1,000円強のイメージ1,100円くらい1,800円くらい

お分かりになられますか?なんと正解した方と誤答した方の1,000円弱と1,000円強の範囲が同じ。しかも、誤答した方の1,000円強のイメージは、なんと1,800円くらいです。この答えは複数の方から頂きましたので、実状に近いイメージと考えています。

1,000円強のイメージ、1,800円は凄いインパクト!

正解の方のイメージでは、1,000円弱は1,000円にちょっと足りない、1,000円強は1,000円よりちょっと多いです。

誤答した方のイメージでは恐らく「1,000円台の中での強弱」で感じ取っており、1,000~1,500円くらいが1,000円弱、1500~1900円くらいが1,000円強と感じていると想定されます。

1,000円弱の正解を広めたいわけではない

今回のアンケートでは、誤答した方に対して間違っていますよ、直してくださいねという事が趣旨ではありません。ではなぜこのようなアンケートを実施したのか。それは、一般の方が普通に誤認する表現だからこそ問題がある、ということです。

ここで私がみなさんにお話ししたいのは、自分が正解だと思っている内容が、世間一般の方に正しく伝わっているとは限らないこと。 インパクトが強い「1,000円強」を使用して例えると、1,100円くらいを想定して1,000円強と表記したのに、人によっては1,800円くらいと取られている可能性があるという事です。しかも、その割合は3割近くにのぼります。

他でも話題に「震度6弱とは」

Xの人気大喜利アカウント「坊主」さんも同様のアンケートを取られていました。内容は「震度6弱とは」。私のアンケートと同様のもので、震度に置き換えられたものです。震度6のイメージとして近いのは5.8か、それとも6.2なのかを答えてもらう形式でした。では、そのアンケートを見て見ましょう。

正解はもちろん①の「5.8くらいのこと」です。しかし、間違いがなんと53%にも上りました。投票総数が55万票なので、29万もの人がまちがえて回答している結果となりました。

震度の範囲のイメージが違う

このアンケートで気づいたのが、そもそも震度の範囲のイメージが違うということです。弱や強という表記に惑わされているのもありますが、こちらの方が影響が大きいかもしれません。

気象庁より画像引用

気象庁では上表のように規定されています。イメージで言うと四捨五入で計測震度が1.0になる数値のものが震度1ということになります。

震度6弱のイメージの違い
震度6弱のイメージの違い

では、間違えている人はどういうイメージをしているのでしょうか。分かりやすく図解を作ってみました。間違えている方のほとんどは、「計測震度1台の数値」の事を震度1と認識しているようです。なので1.1も1.8も震度1というわけですね。実際は1.1は震度1、1.8は震度2です。

そもそも、この範囲の認識の違いから、弱・強の間違いを引き起こしているように感じます。

誤認するような表現は使用しない

ここを読んでくださっていいる方はブロガーの方が多いと思います。我々情報発信者は正しい情報を読者へ伝えてこそです。しかし、自分が正しいと思って記載した情報も、読者の取り方によって全く違うものとして取られる可能性があります。

このアンケートを実施して、皆さんに提案したいのは、「〇〇弱、〇〇強という表記を使用しない」という事。 3割もの読者に誤って理解されてしまう曖昧な表記は危険です。しっかりとわかるような表記に変更するべきでしょう。

どんぐり
どんぐり

1,000円を切るくらい、1,000円を少し超える~といった表現がいいかもしれませんね。

正しい言葉づかいをしても 正しく受け取ってくれるとは限らない

今回のアンケートは自分にとっても衝撃的でした。自分が正しいと思って記載しても、間違った意味で取られる場合がある。万人にわかる表記というのは非常に難しい。

我々情報発信者は、できるだけ簡単に、かつわかりやすい表記を探求していかないといけませんね。

この記事を書いた人

どんぐり所長

この記事を書いた人

どんぐり所長

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